血圧のことをきちんと理解していますか!?知らないと大変なことになる!?

会社で定期的に実施される健康診断では多くの方が血圧の検査を実施していると思います。
しかし、血圧が具体的にどのように自身の体に影響を及ぼすのかが分からなかったり、あるいはよく知ろうとしなかった方は多いのではないでしょうか。

「血圧が高いとどうなるの?」「逆に低い状態とは?そもそも血圧ってなに?」
そんな疑問を持っている方は少なくありません。

しかし血圧を知ることは健康上とても重要なことであり、血圧の安定性によって毎日の健康的で充実した生活はもちろん、血圧が悪い状態にあると命に関わる病気を引き起こしてしまいます。

日本ではこの高血圧関連で引き起こした病気によって亡くなられる方は大勢います。
だからこそ、ある程度の年齢を重ねると、この血圧の状態を意識しながら生活を送るようにしなければなりません。

本記事では血圧が体に与える影響や重要性について、また、どういった仕組みで体が構成されているのか、血圧が変化する時期や環境、食事など日々の生活についても触れていきたいと思います。

そもそも血圧とは

私たちの体の中には日々、血液が流れており、生きていく上で必要な酸素や栄養が取り入れることができています。
また、血液によって常に身体中では古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わるサイクルが行われています。
そのため、もし何らかの原因によって血液が少なくなったり、流れが悪くなったり、止まってしまうと私たちはたちまち生きていけなくなってしまいます。

そして、この血液を絶えまなく送り続けているのが心臓であり、その心臓から動脈や各細胞へと送られる毛細血管、毛細血管から静脈へ、そして最後に心臓へと
また、戻ってくる仕組みになっています。
この心臓から動脈へ送り出すときの圧力のことを「血圧」といいます。

血圧の動きは一定ではなく高くなったり低くなったり変化し、それによって血液の流れも変わってくるので、私たちの日々の体調や健康はこの血圧によってコントロールされているといっても過言ではありません。

血圧の動き

血圧の動きは1日の様々な場面で変化しますが、具体的には主に以下の通りになります。
血圧の動きに合わせ、外部からの急激な変化、刺激を与えないよう日々、血圧をコントロールしていかなければなりません。

1日のルーティン活動の中での動き

私たちが普段生活している際、血圧は常に変化しています。
しかし常に変化しているとは言え、ある一定の動きは決まっており、例えば朝の起床後には一般的に血圧は大きく上がり、昼食時にはピークを迎えます。
そして夕方以降には少しずつ低下していき、夜の睡眠時には最も低い状態で安定していきます。

日常的な食生活や行動

血圧はその日の時間帯、一般生活のリズムの中で一定の動きがあるのですが、
ある動作や行動を加えることでさらに変化していきます。

例えば運動はもちろん、食事や飲酒、入浴、トイレなど、普段何気ない行動においても血圧は上がります。
さらに喫煙、ストレス、喜怒哀楽などの自身の感情状態によって興奮したりしてしまい、血圧は上がってしまいます。

気温

血圧はある程度、自己管理によってコントロールできるのですが、気温などの外部の影響に関しては場所や季節によって変わるので難しい部分があります。
例えば、温度差が10度以上など寒暖の差が大きいところや、季節の変わり目、冬の寒さによるストレスから血圧は上がってしまいます。
よく言われる「ヒートショック」は冬のお風呂場での急な体温の変化によって、体温を逃さないよう血管が収縮しやすいため、急激に血圧が上昇することで起きてしまうのです。

血圧が高くなったり、低くなると何がいけないの!?

血圧が高くなることで起きる危険性

血圧の上昇はとても危険!!

血圧が高い状態をその名の通り高血圧といい、この高血圧は体中に流れている血液を通す管、血管を圧縮し大きな負荷を与えている状態なので血管に負担がかかれば、血管の壁は傷つき次第に厚く硬くなることで、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病など様々な危険な合併症の病気にかかるリスクが高まってしまうのです。
このように高血圧は、体の重要な器官に大きな影響を及ぼしてしまい生命の危険性を引き起こしてしまう大変恐ろしい状態rということを肝に銘じなければなりません。

血圧が低くなることで起きる危険性

低血圧で起こる立ち眩み・・・

低血圧が自身の体に影響を及ぼすのは高血圧に比べ、そこまで危険度は高くはありません。
これまで紹介してきたように圧倒的に低血圧より高血圧の方が危険な状態なのです。
しかし、高血圧に比べれば圧倒的に危険でない低血圧だからといって何の症状も出ないというわけではありません。
低血圧になってしまうと、めまいやふらつき、立ちくらみなどがあります。
また、血圧の低下が高度になると失神発作などの危険があるため、やはり日頃から安定した血圧の状態を保つために食事や運動など、生活習慣をきちんと管理していくことが重要になります。

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