性病の症状ってどんなのがあるの!?放っておくと不妊症や命の危険も!?

若い人を中心に多く見られる性感染症(性病)。
特に現在コロナ禍ではより、性事情は活発になってきているのではないでしょうか。

コンドームを付けて性行為をする人も多い中、10人に1人は装着せずに行為をしている現状があり、性感染するリスクも同時に意識していかなくてはなりません。

そんな性病に関しては実際に発症したら、どのような症状が出るのか、またその後どのような影響が出るのかなど、詳しく知っている人はあまり多くないのではないでしょうか。

本記事では性病の種類や症状について、また、身体への影響やリスクなどをご紹介していきたいと思います。
「自分は大丈夫」と思っている方が一番危険であるのを自覚し、今後のために参考にしてみてください。

性病とは

まず、症状を見ていく前に性病について簡単にご紹介したいと思いますが、性病とはその名の通り「性感染症」のことを指し、性交渉によって人から人に感染する病気のことをいいます。
主な性感染経路としては唾液や体液などの分泌物から血液になり、性交渉していなくても、お互いの口と口の接吻だけでも感染してしまうことがあります。
性病の種類によっても違いはありますが、感染率は50%以上と高く、特に女性の方では自覚症状も出にくいことが挙げられます。
男女によってその症状には違いがありますが、性病に感染した場合、一般的に早期で治療をすればほとんどが治せますが、咽頭感染や女性などのように自覚症状がなかなか出にくい場合には対処が遅れたり、そのまま放置していると身体への影響もありますので気を付けるようにしてください。

性病の種類と症状について

クラミジア

多くの方が耳にしたことがある名前だと思いますが、性感染症で最も多い病気がクラミジアと呼ばれるものです。
男性が感染すると自分の性器が痛みや痒みの他、膿が出たり、常に違和感にさらされます。
男性がクラミジアに感染すると、症状が表立って出るのですぐの治療が可能ですが、女性の場合は出血や下腹部の痛みなどがありますが、自覚症状として症状が現れるのはあまりなく、そのまま症状の進行が見過ごしされがちです。
潜伏期間は数日から5週間程度とされており、治療の際には抗生剤などを用い、症状が治まった段階で1か月後に検査を行うことで、無事に完治できたかどうかが分かります。

淋病

淋病(りんびょう)はクラミジアの次に性感染症で多く聞く名前ではないでしょうか。
主に炎症系の感染病で男性の場合は尿道から透明または黄色の膿が出たり、排尿時痛みや赤みを伴う尿道炎があります。
基本的にクラミジアよりも症状は強い方だといわれていますが、無症状の場合もあるため、治療が遅れてしまうことが多いです。
一方、女性で起きる症状ではおりものの変化、膿のようなおりものが多くなり、下腹部への痛みも発生します。
しかし、40%ほどが無症状の場合があるのと咽頭に感染した際にも少し喉が赤く腫れたり、違和感がある程度で気付きにくいとされています。
その他、まぶたの痛み、過剰な目やになどの結膜炎、肛門の違和感、かゆみなどの直腸炎があります。
淋病には3~3週間ほどの潜伏期間があるとされ、性行為によって多く発症するとされていますが、キスなどの接吻行為やオーラルセックスでも感染するといわれています。
クラミジアと同様に症状が気付きにくいことがありますが、症状をそのままにしておくと不妊症になってしまう危険性、関節や心臓などへの病気が起こる場合があるので、定期的な検診が必要です。

梅毒

梅毒は性行為を始め、キスやオーラルセックスなど、体液による分泌物、血液などでの感染、また、傷口からも感染してしまうとされています。
梅毒の症状は3つの期間によって分けられるとされ、症状も消えたりするのでそのまま見過ごされがちになり、どんどん進行していってしまいやすい感染症です。
しかし、梅毒は最悪の場合、命を落とす危険性があるので必ず以下の症状および疑いがある場合は早期に治療をする必要があります。

①第1期(3週間~)

まず、感染して初めの症状は性器や肛門、口などに3ミリ~3センチほどの小さな赤い腫物ができるとされています。
このできものは約1か月ほどできるとされますが、痛みはなく、その後は消える傾向があります。
感染した部分、菌が体に侵入した部分に症状が現れるとされますが、そのほとんどは性器に現れることが多いとされています。

②第2期(1~6か月)

そして第二期、性的感染して1か月~6か月において次の症状が現れます。
手や足、背中、胸など全身に赤い斑点のような発疹がでます。
さらに、足の付け根や脇下、首のリンパ部分が赤く腫れあがり、倦怠や不快感なども出たりしますが、しばらくするとそれらの症状も出なくなってしまいます。

③第3・4期(3年~)

そして最初の感染から数年が経ち、第3・4期にはついに皮膚、筋肉、骨など全身に炎症が広がり、脳や心臓などにもその症状は進行していくことで心不全や脊髄麻痺、精神的な錯乱状態などに陥り命を落としてしまいます。
以前は治療薬などもなく、コロンブスがアメリア大陸からスペインに持ち帰り、全大陸に広がったこと、日本でも江戸時代に流行し、多くの方が亡くなったと言われています。

今では第3,4の末期までの進行することはほぼなく、梅毒にかかっても第2期までで大方、治療されています。

コメントを残す